JR普通乗車券の節約法1
勉強の合間に時刻表と電卓を使って調べてみた。
例えば、大阪〜明石をJRで移動する時の運賃を計算してみます。
大阪明石間は大阪電車特定区間で、営業キロ(距離)は52.5kmなので、下の図より890円になります。
営業キロ | 運賃(円) |
---|---|
1〜3 | 120 |
4〜6 | 160 |
7〜10 | 170 |
11〜15 | 210 |
16〜20 | 290 |
21〜25 | 380 |
26〜30 | 450 |
31〜35 | 540 |
36〜40 | 620 |
41〜45 | 690 |
46〜50 | 780 |
51〜60 | 890 |
61〜70 | 1050 |
71〜80 | 1210 |
そこで、大阪から明石までの890円の切符を買わずに、大阪から神戸までの切符をみどりの窓口や金券ショップ等で買います。大阪〜神戸(33.1キロ)は他の私鉄と競合しているためにさらに特例があって、上の表で見ると540円になりますが、これが390円になります。
そして、神戸〜明石の切符を買います。神戸〜明石は19.4キロなので、290円になります。
これを合計すると、390円+290円で680円、つまり神戸で分割するだけで210円安くなります。
また、自動券売機で390円の切符を買うと、一旦神戸で降りてキップを買いなおすハメになりますが、金券ショップで大阪〜神戸の回数券のばら売りを買うと、明石駅で乗り越し精算するだけで済みます。それか、みどりの窓口で大阪〜神戸のキップと神戸〜明石のキップを買っても構いません。
このように、キップを分割すると安くなることがあるわけです。この方法は他の区間でも応用できます。
それを勉強の合間に調べてみました。
(1)大阪〜富山の場合
大阪〜富山を通しで買うと5460円になりますが、これを京都・近江今津・小松・加賀笠間・金沢で分割すると540円+950円+2210円+230円+230円+950円で、これを全部足すと5110円、つまり350円安くなります。
(2)名古屋〜高山の場合
名古屋〜高山を通しで買うと3260円になりますが、これを岐阜・美濃太田で分割すると、450円+480円+1890円で、これを合計すると2820円、つまり440円の節約になります。
(3)大阪〜城崎の場合
通しで買うと3260円になりますが、途中宝塚で分割するだけで320円+2520円=2840円となり、420円の節約になります。
(4)天王寺〜白浜の場合
通しで買うと2940円になりますが、これを和歌山・初島・湯浅で分割すると2570円、つまり370円の節約に。
ちなみに、きっぷの区間がつながってさえいれば、きっぷの枚数が3枚以上になっても構いませんので。まあ、手間はかかるけどね・・・。