結局まだ会誌は出さず

もちろんただの一時的な感情で出さないわけではなくて、

今回のように一部の保護者と、一部の教師のみでこんな決定を下すのではなく、

もうちょっと広く意見を聞いて判断してほしいと思ったから。

いろいろ話聞いてたら、どうも学校側の対応も納得できるものではなかったので。

これが前例となって、これからもモンスターペアレントがのさばり、

そして学校側がそれに屈するとなると、

うちの学校の良さがどんどん失われていくでしょうし。

俺にはこんなことしかできないけど、

学校に対して、このような被害を受けないためにも、これからどうすべきか判断してほしいと思ったので。



一昨日の続きというか、さらに思ったこと。



今回のモンスターペアレントは一体何のためにクレームをつけたのだろうか。

子供のためか?本人はそう思っていたとしても、実際それが子供のためになっているのか?

今回問題となっているページには、該当箇所のすぐそばにその本人の名前が書いてあった。

だから、誰の親がクレームをつけたかがもう知れ渡ってしまっている。

そうなってくるとその子が一番かわいそうですよ。

灘の生徒にはそんなことでイジメをするような人はまずいないし、

教師も人間の出来た人ばっかりだから、その子に対しては態度を変えるようなことなどはないでしょう。

しかし、誰もが心の底で、「ああ、あのクレームの子か。」って思ってその子に接することになってしまう。

そうなってくると、ちょっと気をつけて、ちょっと間をおいて接した方がいいかな、って思われてしまい、

今まで仲が良かった人とも、前と同じように接するのは難しくなってしまう可能性も大いにある。

たとえ上に書いたようなことにはならなかったとしても、

その子も、学校に迷惑かけてしまった、と思って、

居心地悪く思ってしまうでしょう。



結局、今回のようなクレームで得する人は誰もいないし、何のためにもならないんですよ。

教師は教材研究やその他学校のために使う時間を奪われ、

生徒は勉強時間や趣味の時間、部活に勤しむ時間を奪われる。

いろんな人傷つけて、そしてこの学校の良さまで失われていく。

そして得たのはモンスターペアレントの自己満足だけ。





もちろん、正当なクレームをつけることは、悪いことではない。

大手焼肉チェーンの「牛角」だったかな、いつぞやテレビでやってたけど、

経営がうまくいかなくて、倒産寸前だったのを社長が、

「クレームをつけてくれた人には300円値引きします」

って店頭に張り紙をして、客からのクレームを集めたわけ。

そしたら、今まで経営陣が考えもつかなかった問題点がいっぱい出てきた。

そしてそれを一つ一つ改善し、努力を重ねた結果が、

今や全国に何千店舗もチェーン店を持つ大企業に発展するまでになったわけだ。

牛角の社長がインタビューで、「クレームは宝の山だ」って言ってたのがものすごく印象に残ってる。

正当なクレームからは、学ぶべきものはいっぱいあるということですよ。



いろいろ書きましたが、こんなことは二度と起こることのないように、正当な意見や苦情は甘んじて受け入れて、

理不尽なクレームはバッサリと切り捨て、突き返すぐらいの毅然とした対応をとっていくべきだと思う。




今日は長くなりましたね。携帯更新でこれだけ長く書いたのは初めて。

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