生物の試験範囲
1番の記述の範囲が教室の掲示板に貼られていたので、昨日草木も眠る丑三つ時まで頑張って記述の答えを作ってみました。
プリント以外にも、旺文社の生物小辞典や基礎問題精講を参考にしたので、若干プリントの内容とズレているところがありますが、まあ点数を引かれることはないでしょう。
仮にこれをそのまま書いて点数が引かれたにしても責任は一切負いませんので。
文章が長い部分は各自でいらないと思うところをカットしてください。たぶんここまで書かなくても大丈夫。
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では、行きます。
(1) 性周期の調節と性ホルモン
性周期の制御は、脳下垂体前葉から分泌される、エストロゲンやプロゲステロンなどの生殖腺刺激ホルモンによってなされる。
(2)グルカゴン・アドレナリンのホルモン受容体とcAMPを介した情報伝達
グルカゴンやアドレナリンが細胞膜にはまった受容体に結合し、アデニル酸シクラーゼが活性化することにより、cAMPがATPから生成され、そのcAMPがAキナーゼを活性化し、またそのAキナーゼが細胞内の酵素や機能タンパク質活性化し、細胞応答が起こる。
(3)ストレスとホルモン分泌、免疫系の関係
ストレス刺激により、中枢神経系にある間脳視床下部からの放出因子が脳下垂体前葉を刺激し、そこから副腎皮質刺激ホルモンが分泌されて糖質コルチコイドが増加することにより、リンパ球や白血球の増加、胸腺リンパ系の萎縮などの免疫機能の抑制が行われる。
(4)ニトログリセリンの作用システムと効果
ニトログリセリンには血管拡張作用があり、狭心症の特効薬として利用されている。(プリントないのでシステムまではわからない。)
(5)フロリゲンの実態
花芽形成ホルモンのフロリゲンはこれまで物質としては解明されてなかったが、シロイヌナズナの遺伝子研究により解明され始めている。
(6)免疫寛容と自己免疫疾患
免疫寛容とは、特定の抗原に対する免疫反応が抑制されている状態のことで、免疫トレランスともいう。
自己免疫疾患とは、自分の細胞に対する免疫寛容が無効になり、自分の細胞が免疫の標的になってしまうことをいう。
(7)抗体の多様性
抗体とは、抗原に対して特別な反応を起こす物質のことで、抗原抗体反応の指示に従って、沈降素、溶血素、溶菌素、凝集素、抗毒素などに分類される。
(8)血液凝固システムと凝固阻害
血管が傷つき、出血が起こると、傷の組織や血漿からトロンボプラスチンが放出され、血小板因子と結びつき、血液中のカルシウムイオンとともに血漿中のプロトロンビンに作用して、トロンビン(酵素)として、さらに血漿中のフィブリノーゲンに作用して繊維状のフィブリンとなる。これが血球と絡み合って凝固が起きる。
(9)アレルギーのしくみ
体液性免疫による即時型過敏症と、細胞性免疫による遅延型過敏症があり、前者は、ある特定の抗原により抗体ができたのち、再び同じ抗原が入ったときに異常な抗原抗体反応が起こることによる。
後者は、抗原がヘルパーT細胞に結合し、攻撃指示を出すインターロイキンにより、マクロファージやキラーT細胞が攻撃することにより炎症がおこる。
(10)MHCとHLA
MHCは主要組織適合性遺伝子複合体のことで、膜結合タンパクで、抗原情報や非自己情報を細胞表面に提示する。これは、自己、非自己の識別に重要な役割を担う。
HLAは、ヒトのMLAのことをいい、このHLAの型が合わないと、臓器移植をしても拒絶反応が起こってしまう。
(11)鳥類と哺乳類の発生の仕組み
鳥類は、卵黄を蓄え、未受精卵の状態で排卵し、輸卵管内で受精し、卵割が進むにつれて卵白や卵殻が付け加わり、胞胚期に完成して産卵される。そして原腸胚期に中胚葉が出現し、神経胚期に脊索、側板、体節などが分化し、以降は胚膜が形成されていく。
哺乳類は、卵巣から排卵されて、輸卵管上部で受精した卵が卵割を繰り返し、桑実胚期を経て、胚盤胞期に卵が子宮内膜に着床し、胚盤形成のあと胎盤が形成される。
(12)ウニの16〜32細胞期の分離、合体の実験と濃度勾配理論
ウニの16細胞期に、割球を分離する実験を行うと、小割球を欠いたものや、小割球のみのものは正常に発生しない。これは、正常な発生には小割球が必要なことを示している。
濃度勾配理論はパス。
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