正確な情報を出そうよ

厚生労働省:平成21年5月19日付大臣会見概要

http://www-bm.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2009/05/k0519.html

(記者)
昨日大臣がおっしゃった水際対策の縮小というのは、やはりメキシコ便とかアメリカ便でやっている機内検疫を縮小していくとかやめるとかそいういう方向でよろしいですか。

(大臣)
最終的には、今、何が必要かというと、関西ですでに159名見つかっているわけですから、当然国内にもうウイルスが蔓延しているというのを想定していいと思います。関西だけではなくて、おそらく。新幹線に乗って、そういうウイルスを持っている方が東京に来られれば、東京にも当然蔓延している可能性があります。そうすると、そこに人的資源を割かないといけない。検疫を全くやめるというわけではありません。段階的に縮小する。何日にどのレベルに下げていくかというのは今からの検討課題ですけれども、最終的には、連休前というか、通常のレベルに下げるということになると思います。むしろ、そこに国立病院機構から相当先生たちが行かれていますから、それを戻して、国内患者の治療の方に優先的に当たらせたいと思います。ただ、一気に、今日からゼロですよというわけにはいきませんから、その縮小の時間、どれぐらいかけて、どういう段階でやるかと、これを例えば、今日の会議でも検討するということです。

(記者)
関連ですけれども、週内に何らかの素案を、先ほど出すというようなお話をされましたけれども、いわばトレードオフの関係で、国内対策を強化する一方、水際をある程度限定的なものにさざるを得ないという考え方からすれば、今のお話はまさに、週内にも機内検疫をやめるという受け止めでよろしいのでしょうか


(記者)
積極的疫学調査を、もうこれで何日か経っているわけなのですが、これの結論というのはいつ正式に発表されるご予定でしょうか。

(大臣)
これも11時半からの会議で議論したいと思っています。例えば、どこから病原体が来たのかというか、
最初の高校生、バレーボール部でしたか、あの子が誰からうつって、そのうつした人が神戸港から来たのか、
関西空港から来たのか。これがわかればわかった方がいいのですが、それに精力を費やすよりも、
むしろ、それだけの人的資源があれば、160人の人の症状を調べて、科学的にこういう状況で、
従って、季節性のインフルエンザと同じ対応でいいですよというように変えることができるので、
むしろ、人的資源の使い方はそちらではないかなというふうに思っています。出てきた159人が、
全部その高校生から来ているならいいですよ。だけど、全く違うところから、あの高校生と
何の接触もないところから、二次感染、三次感染というのが起こっている以上は、
それは兵庫県大阪府については、いろいろなところに既にウイルスが存在していて、
それは誰が持ち込んだかということを、今、一所懸命調べることにどこまで意味があるのだろうかと思います。


厚生労働省健康局結核感染症
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/report.html



インフルエンザ様疾患発生報告

東京都

<施設+学年閉鎖学校+学級閉鎖学校>

2009年3月22日〜28日   → 4 箇所
2009年3月29日〜4月4日  → データなし
2009年4月5日〜11日    → 1箇所
2009年4月12日〜18日   → 22箇所 
2009年4月19日〜25日   → 12箇所 
2009年4月26日〜5月2日  → 報告なし 
2009年5月3日〜9日    → 報告なし 



2008年4月6日〜12日    → 0 箇所
2008年4月13日〜19日   → 0 箇所
2008年4月20日〜26日   → 1 箇所
2008年4月27日〜5月3日  →  1箇所
2008年5月4日〜10日    → データなし
2008年5月11日〜17日   → 0 箇所
2008年5月18日〜24日   → 報告なし
2008年5月25日〜31日   → 0 箇所



これを見て何を思う??